[バスケットボール]
2026年02月17日
暴言でのメンタルケアと更に・・・ 子どもの脳って萎縮するの? バスケットボールにも学力にも悪影響しかない理由とは・・・
今、バスケットボール協会よりも「インテイグリテイ」の言葉が多く掲げられ、暴力・パワーハラスメントの撲滅がバスケ界でも掲げられております。
が、特にミニバスの世界では、ボランティアコーチが多いいのか、父兄の前での自分の立ち位置・面目・メンツを立てたいのか、コーチによる選手・子供へのパワーハラスメントが横行しているのも残念ながら事実です・・・
好ましくないことだとはわかるものの、子どもたちに酷い怒声を浴びせる指導者は今もいるのが悩ましいところですね・・・
とはいえ、暴力や暴言が具体的にどうよくないのか、科学的な根拠はわからない人は多いはずです。
子どもに与える悪影響は脳科学的にどのようなことがあるのか、それは・・・
コーチや保護者から「暴言」と思えるような言葉と態度を向けられることが、子どもの心に大きなストレスを与えることは、いわずもがなです。
そのストレスにより、実際に体の中でどのような変化が起きているかを脳科学的なエビデンスを基に解説していきます。
その変化はずばり「海馬の萎縮」です。
海馬とは、脳の中で記憶に関わる部分のことで、大きく分けると2つの機能があります。
@ 記憶
新しい知識やスキルを得たり、短期記憶を長期記憶につなげて、過去の記憶をもとに判断したりする。
A感情のコントロール
感情を記憶として記録し、起こったことに対する感情を理性的にコントロールする。
つまり、その海馬が萎縮すると、記憶力、とくに新しいことを覚えることが難しくなり得るほか、感情のコントロールがうまくできなくなりイライラや不安が大きくなりがちになってしまいます。ちなみに、加齢に伴い海馬は自然に萎縮していきますが、それは30〜40代以降のことと言われています。
■海馬が萎縮すると起こること
なお、海馬の萎縮は1度の暴言で起こるというよりは、慢性的にストレスにさらされていると次第に萎縮していく・・・というイメージが正解です。
それにより起こる怖いことは、例えば以下のことが考えられます。どちらもそうなってほしくないことですね。
・覚えることが苦手になり、学業成績が下がる
・バスケットボールで新しい技術を覚えることが難しくなる
■海馬の隣にある「扁桃体」にも影響が
脳の中で海馬がある部分の隣には、「扁桃体」という部分もあります。海馬と密接な関係があり、海馬の萎縮により扁桃体が過活動してしまうという相関性があります。
そうなると、不安が高まる傾向にあることがわかっています。
本来であれば扁桃体が得た不安を海馬が沈めてくれる関係性でもあるのですが、海馬が萎縮して働きが鈍くなるとそれができなくなることが原因です。
不安は誰しもが持つ感情ですが、鎮めるものがないとどんどん膨らんでいく傾向にあるため、海馬の役割は大切なのです。
ここまでは、脳科学的に暴言をはじめとする慢性的なストレスが子どもの脳に与える事象について解説しました。
それらをふまえ、ミニバスの少年少女に懸念する暴言の影響は「バスケットボールが嫌いになる」ことですね・・・
バスケットボールをプレーするには技術はもちろん頭もかなり使うので、
覚えられない・・・
イライラする・・・
不安になる・・・
そしていつも怒られる・・・
これらが常に起こっていたら楽しくバスケットボールなんてできませんよね・・・
ストレスを受けることはその原因を避けたいと思うようになるという脳の仕組みも影響があり、結果的に「嫌だ」と思うようになります。
運動も勉強も、楽しむことはとても大切です!!
ストレスによってネガティブな影響を大きく受けてしまうと楽しくなくなる。その結果、バスケットボールのさまざまなスキルの向上を妨げてしまいます。
記憶と感情が密接に関わっているからこそ、
「好きこそものの上手なれ」とは脳科学的にもはっきりとYESと言えるそうです。
■指導者の暴言やハラスメントに対して、親ができること
暴言などによるストレスが子どもの脳に与える影響は思ったより大きいものです。
とはいえ、指導者の暴言を指摘したり止めさせることは、現実的にはその関係性によるところが大きいでしょう。
家庭での暴言からの心のリカバリー方法をアドバイスしてくれました。
子どもがバスケットボールでストレスを受けて帰宅したら、保護者のみなさんはできる限りたくさん褒めてあげるといいのだとか。
お子さんの練習や試合を見に行けたなら、プレーや態度、頑張っていたことを具体的に褒めることを意識してみてください。
褒めるポイントがわからないなら、1日頑張って帰宅した子どものその1日を労い、認めてあげるといいそうです。それにより、子どもが日中外で受けたストレスを家庭でリリースできるようになります。
もし、今、あなたのお子様が所属のミニバスチームでコーチより罵声・馬頭を浴びさせられ、委縮してプレイしているようであれば、それは危険信号です・・・
なぜなら、子供は他の逃げ場を考えることなく、必死にその場をなんとか・・・しなければと無理しているかもしれませんね・・・
お子さんの表情はどうですか・・・?
プレイは伸び伸びしてますか・・・?
いつもコーチの顔色を伺いながらプレイしていませんか・・・?
PBAでは、このようなパワーハラスメントより子供が違う環境でバスケが出来ないか・・・をたくさん相談が来ます。
それは、PBAはミニバスには所属をしておらず、勝利主義、勝ちにこだわりすぎてのコーチのパワーハラスメントには一切無関係であり、育成年代のこの子供達の大切な時期を、今後の中学〜高校へ向けた準備期間、飛躍する時期としての育成へと重きをおいている指導・トレーニングへ真剣に取り組んでいるからです。
PBAのバスケットボール・スクールならびに、U12〜8カテゴリーに興味関心をお持ちの方は、お気軽にホームページよりご連絡をお待ち申し上げております。



