小学生の子どものバスケットボールの進路はいつぐらいから意識しているのでしょうか?
小学生のバスケをしている子供を持つ父兄が、
・どんな準備をしたのか・・・
・どんなことに気を付けたのか・・・
を伺いました。
中・高学年になると親同士、腹の探り合いが・・・
中学校部活の地域移行が文部科学省より各自治体へ通達があり、2025年までは改革推進期間、2026年から本格移行と打ち出されております。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/taiiku/gakutai/bukatudoutiikiikou.html
現在、中学校部活はスポーツ自体の専門性の低下(指導者不足)、活動の制限(同市以外へは出れない)、大会参加の見直し(縮小)、活動曜日・時間の制限、減少・・・と学校教員の働き方改革も含め、廃止・縮小・制約へと一気に進んでおります。
その様な中、年々加熱するクラブチームへの入団希望。
教員の過重労働改革のために部活動を学校から切り離す動きもあり、中学以降はクラブチームでバスケを続ける子が増えています。
せっかく小学生の時期に熱心に打ち込んだ子供のバスケ、それを中学校進学の段階で活かすのか、芽を摘むのか・・・の選択は意思決定が出来る父兄に委ねられている・・・といっても過言ではありません・・・
・多くの保護者がいつごろから情報収集を始めているのか・・・
・何を使って情報収集しているのか・・・
・周りに嫌味を言われずにスムーズにセレクションを受けるにはどうしたらいいか・・・
など、気になっている方は多いですが、多くの場合、保護者間でもわが子がどこを受けるか、という情報は中々オープンにしません。
子どもが4、5年生ぐらいになると親たちの腹の探り合いが始まるミニバスチームもあると聞きます。
そこで、現状はチームの中で聞ける空気がなければ、個人戦となり、インターネットや口コミを駆使して情報を仕入れ、スケジュールを調整しなければならず、親も疲弊します。
とある現在中学1年生のお子さんがいるMさん(仮名)の場合
Mさん(仮名)の地域では、中学でのバスケットボール活動は以下の3つの選択肢がありました。
・Bユースの育成組織
・街クラブ
・部活動
上記の通り、部活動の地域移行が進んでいることもあり、また、今のところお子さん自身が勉強があまり好きではないこともあって勉強は勉強、バスケはバスケで別々に頑張る(部活動だと進路に影響する可能性があるため)ことにしたので、部活動の選択肢は非常に低かったです。
当時所属していたチームでは、Mさんのお子様はチームの主軸として、チーム自体は強くはなかったですが、Mさんのお子様はエースで多くの得点を取ったり、リーダーシップを発揮してバスケに夢中になっていました。
早くからセレクションを受けに動き出す子も多く・・・
Mさんのご家庭では、
・このクラブに行くとこんなメリットがあるね・・・デメリットは・・・
・将来どうなりたいか・・・
・子供自身で通うことは可能か・・・
・平日、週末土日と練習できる環境整備はしっかりされているか・・・
・父兄の負担は無いか・・・
・遠征など対外試合、各大会にしっかりと出場できる安心した運営の組織、チームであるか・・・
などを話し合ってセレクション申し込みの計画を立てました。
そして、Bユースはトップチームのプロチームは華やかだが、U15チームの指導者はキャリアが乏しく名ばかりで、育成を期待できないと判断・・・
また、社会人に必要な規律・規則・マナーの指導も若いコーチ陣にて疎かで、スポーツの一番大切な部分を担っていない・・・と判断。
高学年になると進路を意識しだします。
保護者間でどのチームが、いつ・どこでセレクションをするかなどの情報を教えあうことはなく、周辺の「行きたいと思えるチーム」の過去のセレクション情報を見て、大体の日程を予測し、小まめにサイトを見に行き応募する、という個人戦が繰り広げられていたそうです・・・
日々必死にセレクション情報をチェックしながら、チームでは協力的な姿勢を見せ怪しまれないように・・・というご家庭も多いですね。
親も子どものために情報を見逃さないように、と焦りもあるかと思います。
重要視したのは
・本人のレベルに合うクラブチームか
・活動環境がしっかりとしていて、安心・信頼のできる計測した組織運営のクラブチームか
・伝統があり、各種大会や交流試合、強化遠征などしっかりと組めるクラブチームか
・パッと最近出来て、見よう見まねでクラブを発足し、試行錯誤しながら運営しているクラブチームでは無いのか
・今までの卒業生(OB・OG)が高校でバスケ強豪高校へのパイプが太い実績のある進路、活躍をされているクラブチームか
などなど。
あくまで決めるのはバスケをしている本人。
納得して入団するのが一番ですが、社会を知り、総合的に親目線でチーム選びをすることも重要かつ大切な点です。
友達が行くから一緒に行く・・・とだけで決めてしまうと、自分が試合に出れないと辛い日々が続き継続できません・・・
レベルの高い環境で練習することは価値があり、かつ練習の成果・結果を対外試合・練習試合に出て経験を積むことも大事だと思います。
Mさんのお子さんは、最終的にPBAに入団できて現在チームメイトと切磋琢磨しながらレベルの高い環境でバスケを思う存分、楽しんでいるそうです。
更には、中学1年生で既に千葉県外のバスケ強豪高校の●●高校へ進学してバスケをしたい・・・という強い夢も抱いております。
親としては子どもが
・仲間とバスケを楽しんでいる姿を見られること・・・
・夢を追って夢中になれるものが中学生の時期にあること・・・
・志の高い子供、選手達と一緒に日々のトレーニングを過ごせる恵まれた環境があること・・・
が何よりの幸せとお話しされておりました。
これは、今の中学校の学校部活では、制限、制約、メンバーという条件下にて、ほぼ皆無に近い状況です・・・
進路を考え出す時期や動く時期など、各家庭によって価値観が違うと思いますが、一つの参考にして頂ければ幸いです。
PBAでは来春のU13チームへのトライアウトの申し込みだけでなく、進路相談にも応じております。
お子様のバスケ人生の岐路ともなる中学生の時期のバスケット・ライフ、あなたのお子様はどの道を歩まれるかは、羽ばたくことを止めてしまうのか・・・
それは父兄であるあなたの判断も重要となります・・・
