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2023年11月30日 [バスケットボール]

「自分で決めること」バスケットボールで能力が身につく、でわが子の決断力を高める方法って・・・

学校では今、子どもたちの学び方が大きく変化していて、「主体性のある学び」に重点がおかれています。
ICTをツールとして活用することで、その学びがさらに加速すると考えられています。
1人1台の端末が与えられる今、子どもたちの学習のためのツールだからこそ、使う時間や使い方といったルールも主体性を尊重してあげるほうがベターだと言われております。
もしかしたら「好きなだけ使う」と決める子もいるかもしれませんが、そこは少し我慢してください。なぜそう決めたのか、それについてどう思うのかを問い、否定せずに見守ってあげることが大切です。

親が決めたことを守らせると、良くない結果が出た時に「ママ・パパのせいだ」と他責的になる・・・

子どもは次第に、自分自身で決めたことが自分に良い影響を及ぼしてくれたのかを振り返るときがきます。
親にタブレットを使う時間を制限されていたらできないことです。自分の判断をもう一人の自分が客観的に評価できれば、自らの意志で改善に取り組むでしょう。
これは「自己調整力」と言われるものであり、学習力に必要な「メタ認知」を強くしてくれます。
このようなケースのように、絶対的な正解がないものに対しては、自分で考えて得られる「納得解」を見つけることが大切です。
なお、親が決めたことを守らせるスタイルにはもう1つの懸念材料があります。それは子どもが物事の結果を他責的に捉える習慣がつきやすくなってしまうこと。「宿題が終わらなかったのはママ・パパが決めた制限時間のせい」など、真摯に振り返ることができずに他者のせいにしてしまうかもしれません。
これは、いずれ何かにつけて「人のせい・・・」にすることとなり、大人でもこのようなタイプは実に多いですよね・・・

検索(調べること)は「知識の獲得」であり、思考を阻害するものではない

疑問や知りたいことがあるときに、手元にタブレットがあるとすぐに調べることができます。すぐに解答を得られるため、「自分で考える」ことが阻害されはしないかと心配になるという親御さんもいます。
それに対しては、「知識と思考は別」と心得るべきです。
検索して得られるのは「知識」に過ぎません・・・
大事なのは子どもが持っている知識と得られた知識を組み合わせたり、「活用」したり、「なぜだろう」と考えるクセをつけることです。さらには検索で得られた情報が本当に正しいかどうかも考えることも大切です。
ここでの親御さんの役割は、
「なぜ知りたいと思ったのか」
「それは事実なのだろうか?」
「その知識を得てどう思うか」
といった問いをお子さんに投げかけてみてください。
いわゆる「クリティカルシンキング(前提を疑う思考)」です。
情報を鵜呑みにして終わるのではなく、まず「なぜ??」と疑問を持つこと。
そして「なぜ??」だったものが「なるほど! わかった!!」になる学習プロセスによって、より深い次元の学びを得られるのです。

子どもではなく「親」が変わらなければならない
激動の変化に対し、親はどのように考え、どう接したらいいのでしょうか。
ご家庭では、子どもの自主的な学びの姿勢を信じて見守ることが今保護者に求められます。子どもが自ら考える姿勢を尊重してあげること。「私が子どもの頃とは全く違う」という子供に対する環境の変化においてのマインドセットがとても大切になります。

指導者はTeach(教える)ではなく、Coach(導く)立場に変化すること・・・

これからの教育において、スポーツの指導者の立場(学校での教師の立場)は「ティーチ(teach)」ではなく「コーチ(coach)」「ファシリテート(facilitate)」に変化しています。
指導者が一方的に教えるのではなく、子どもならびに子供達同士で学び合い、一人一人の学びが深まるように導く環境づくりをするということです。
そして、それは、子どもたちは「教えてもらう」ではなく「学び取る」という姿勢になります。

学びのベクトルの向きが真逆に変わっていきます!!

言うならば、子どもを取り巻く学習環境も、そしてスポーツ環境も、それを見守る親御さんのマインドも今は大きな過渡期です。
戸惑うのは当たり前です。
自分たちが経験してきた授業スタイルとは異なるのですから。
頭では理解していても心が追い付かないということもあるかもしれませんが、これからの社会を生きる子どもたちに必要な力をつけていくために必要だと捉えてみてはいかがでしょうか。
大事なのは学びの本質です。
バスケットボールでも学校生活でも、社会人になっても大事な「主体性」を身につけるために、子どもの考える姿勢をサポートしてあげましょう。
PBAバスケットボールは、引き続き、子供の成長を最大限サポートして参ります。
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