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2016年11月12日 [バスケットボール]

あなたのチーム指導者は?? 上手な子と、上手になる子の違いとは・・・

あなたのチーム指導者は?? 上手な子と、上手になる子の違いとは・・・

タイトルをみて、なんだそれ?って思った人が多いと思うかと・・・
指導者・コーチの多くは、「うーん」って思ってしまうかも。
なぜなら、そんなことすら真剣に考えたことがないのではと・・・(笑)

上手な子と、上手になる子。
この事について今日はお話していきます。

上手な子、というのは文字通り、上手な子です。

シュートも出来るし、パス・ドリブルもそつなくをやってる。
チームでもエースとして活躍し、みんなからはちやほやされる。
まさに多くの指導者・コーチに気にいられる子たち。

これを上手な子と呼びましょうか。

では上手になる子とはどのような子なのか?
努力のできる子のことを指します。
この半年でググッと伸びる子。1年で全く違うプレーヤーに見える子。
そのような子の事をさします。

確かに、いくら上達した、といっても上手な子と比べてまだ劣っている部分があるかもしれません。
ただ努力ができるのでコンスタントに上手になっていきます。


ケーススタディ Aちゃん:上手になる子
当クラブに入ってきた時、ボールキャッチもできなくって、体力もない。
そんな子がいました。
バスケは好きなんだけれど、力はないし・・・細くてよかったねという感じ。

1年後。
彼女はとても上達していました。
毎日努力している姿は見えるし、練習には真剣に参加します。
言われたことがすぐにできるわけではないかもしれないけれど、頑張っているのが分かる。
まったくボールキャッチが出来なかったのが、上手なプレーヤーからもキャッチは落とさずに取れるように育っていきました。

試合には出場できないけれど、練習中のチーム内のミニゲームでは、ゴール下でしっかりと味方の選手の速いパスをキャッチし、見事にゴールを決めました。
毎日、バスケを楽しそうにプレイし、派手なプレイは出来ないけれど、コツコツと自分の階段をしっかりと登っております。

ケーススタディ B君:上手な子
すごく上手な子でした。
バスケを始めて2年目でいきなり試合に出れるようになるし、いつもチームでの得点は真ん中くらいの点数。
出た試合のチームの勝率結果も素晴らしい。

・・・
3年目。
やっぱり試合出場はしているのですが、何も変化なし。
元々、他の子たちよりもずば抜けていたのでまだ試合には出れてますし、試合中のプレイでもいいんだけれど。
2年前に注意されていたドリブルは強くつきなさい、という事も、
シュートは高い位置で打ちなさい、という指導(注意)もやっぱり出来ていない。

試合に出ていて、それなりのプレイはしており、皆にちやほやされるから、なんだかそこで落ち着いています。



結論:上手になる子に必要なものは?
上手になる子は別に並外れて体系がいい、とかテクニックがある、とかでないケースが多いです。
だけれど、気持ちは誰にも負けない。
メンタルが強い、努力が出来る・・・
そしていい指導者・コーチがついていて、その指導者・コーチを信頼している場合、上手になる子になるみたいです。

ここでご紹介した上手になる子たち、誰一人として、練習・指導の内容や試合の指揮において、指導者・コーチの愚痴は言っていませんでした。
だけれど、上手な子は愚痴も多く、指導者・コーチに言われた指導(注意)を信頼していないよう。

「こう言われたけど、私はできない」

「どーしなさい、って言われたけど間違ってると思う」

とか決めつけている部分が多かった。

メンタル、気持ち、というのが決め手になるのは長い間、こうやって選手達(子供達)を見ていると分かる事。

そして努力をするのも才能の一部。

ただ、信頼関係、というのはやっぱり大事ですね。
いくら選手(子供)が努力していても、指導者・コーチが正しい方向に導いて上げないと効果はでないので、

「上手になる子」にはなりません。

早く効果が出ないと時間的に厳しい場合もありますし、ケガしている選手(子供)をサポートし「上手になる子」に持って来るのも技量がいります。
指導者・コーチに言われたことを守ったら、すごく上達が見えた!という結果を出すと、選手(子供)が信用してくれるようになるのも事実。
これは指導者・コーチとしての力量を見せたから、という事ですしね。

選手(子供)がどこから勉強の大切さや、努力を学ぶか?といったら小さいころからお世話になっている先生(スポーツの指導者・コーチ)の後姿を見ている事が多いんですよね、実は・・・
選手(子供)&指導者・コーチの二人三脚はやっぱり必要みたいです。


ただ、残念なことに多くの指導者・コーチは、上記のことに気付かず、気にかけず、

【目先の勝利ばかりに踊らされて、上手な子しか面倒を見ない】

という悲しい現状が多くのミニバスチーム・中学校部活の指導者・コーチに多いようです・・・

そもそも、スポーツも目的は、スポーツでトップアスリートでご飯を食べるというのはほんとにごくごく一部であり、子供の成長をするステージの一つであることでの大人へなるための準備段階として、子供に「学びの場」「気付きの場」「成長の場」を与えることではないのでしょうか・・・??

努力をしない上手な子の将来は・・・

努力をし続けた上手になる子の将来は・・・

私だったら、試合で負けても良い、下手でも良い、後者の努力をし続けた上手な子を試合に出場させますね、どんなに父兄から「そんなんでは勝てない・・・」と罵声を浴びさせられても・・・

なぜなら、その意図・目的を実際に感じている指導者・コーチを信じてついてきてくれている子供達は、きっと理解し・本当にスポーツ・バスケをする上で大切なこと・大事なことを分かって頂き、そして、その後の人生の糧として成長して頂けると思いますので・・・

あなたはどう思いますか・・・??

上手な子・・・

上手になる子・・・

小学生・中学生の段階では、カラダが早熟な子が有利に決まっているのですよね・・・
でも、それで・・・
という結末が、その早熟のチヤホヤされた子が高校・大学になったら、「普通」となった時、何が大事か・大切かを指導してこなかったら、残念な結末になるんですよね・・・

今、所属のチームがある父兄の皆様、あなたの指導者は上記をしっかりと考えておりますか・・・
じっくりと見てみて下さい。

そして、上手な子ばかりを見て、指導しておりませんか?

上手になる子をコートサイドでほったらかしにしておりませんか?

指導者・コーチが、上手になる子を少しでも何か課題をクリア(出来た)ときに、褒めて認めてあげておりますか?

あなたの子供をスポーツ・バスケをする・させる一番の目的は何ですか・・・??

当クラブでは、上記のことを真剣に考え、大切に想い、取り組みを続けて参ります。

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