2016年02月04日 - 千葉県のバスケットボールブログ

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2016年02月04日 [バスケットボール]
トップアスリートとアスリートトレーニング研究者(博士)の意見交換に見るポイント

先日、オリンピアンやスポーツにおける各分野トップの研究者を交えたシンポジウムがありました。
皆様がよくテレビでみる陸上・テニス等の素晴らしいメンバーでの開催でした!!
一般的に一流のアスリートと一流の研究者が意見を交わす機会はほとんどないのが現状です。
これは問題視されていることなのですが、アスリートは
・現場でいかに上達するかを求める
・人によって上達の仕方が違うので一般化できない
・その人にあったやり方を現場でスピーディーに見つける必要がある、
それに対して研究者は
・スポーツのスキルを一般化する
・現場ではなく実験を通して結果を出すのでスピーディーさが現場に向いていない
といった逆の傾向があるので、なかなか研究の成果を現場に持っていくことはされていないのです。
では、トップアスリートにおいては、どんな練習方法が良いのか?
【限界をわずかに超えたところまで練習する】
新しい技術を習得するのに効率的な方法としてオーバートレーニングがあります。(一般的に言われているトレーニングのしすぎでパフォーマンスが低下するという意味でのオーバートレーニング症候群とは違います。)
例えばテニスのスイングでワイパースイングというスキルがあります。 そのスイングを体に覚えさせるためには習得できたと思った所で(50回打ったところでできるようになったなら)もう50回同じ練習をします。
そうすると習得できたと思ってやめたときと比べて、より体に覚えさせることができます。
このオーバートレーニングは新しい技術を習得する上で効果がある、ということが研究で分かっています。
これは以前別の機会で学んだことなのですが、ある博士も「限界をわずかに超えたところまで練習する。」ということを言っていました。
ここで注意すべきことはただいたずらに時間を使って練習すればいいということではないということです。
「限界を超えたところまで」ということが非常に重要なようです。
初心者が習いたての頃はかなりの努力を要します。しかしある程度上達してくると、上達度合いが止まるときが必ずきます。
そうすると習いたてのときに比べると努力をしようとしない、つまり限界を超えたところまで練習するということがなくなるのでずっと上達の壁にぶつかったままになってしまいます。
これが中級者から一歩抜け出ることができない理由だと思います。プロはみんなここを抜けでるくらいの練習をしているんですね。
この限界を少し超える練習=プログラムが、指導者には計画・考案・実行が難しいのですよね・・・

そんなプログラムを当クラブは...
皆様の来館をお待ちしております!!


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