2018年01月20日 - 千葉県のバスケットボールブログ

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2018年01月20日 [バスケットボール]
日頃、バスケットボールを本当に楽しんでプレイしている子供を見ると、つくづく嬉しく感じます。
それは、子供が人と比較して上手いとか下手とかではなく、また試合に勝ったとか負けたとかではなく、本当にバスケットボールというスポーツを子供自身でシュートが入った・ドリブルで上手く相手を抜けた・・・という小さなプレイの一つ一つを実感している過程を楽しんでいるからなのですよね・・・

でも、よく試合での対戦相手の選手・子供を見ていると、眉間にしわを寄せて、何かにおびえているかのような委縮してバスケをしている選手・子供がたくさんいますね・・・

そのような選手・子供がプレイするチームのベンチ(指導者)は、概ね態度や声掛け、指示が似ております・・・
更に、対面での応援する父兄も同様に・・・

スポーツ・バスケットボールは本来、誰のためにするのか、しているのか・・・

これって、子ども本人が楽しむこと、自分で小さな目標設定でも良いので、自分で決めて自分でクリアできて達成感を子供自身で味わう・経験するものではないでしょうか??
そして、その達成感(小さな達成でももちろんOK)を積み重ねていくことが、小学生の子供にとって何よりも大切な教育課程ではないのでしょうか・・・

昨今の子供がゲームばかりをしており、このゲームの達成感は実は大きな怖い落とし穴があります。
それは、ゲームをクリアするという達成の前に、何か自分の思い通りにならなかったら、ゲームボタンを「ポチッ」通して、【クリア(最初から)】という具合にしてしまい、忍耐・努力の上に達成感が無いという残念な結末がほとんどです・・・

でも、スポーツは、「ポチッ」というクリアボタンがなく、また相手があってのスポーツですので、相手が自分の思い通りには動いてくれませんし、言うこともきいてくれるはずがないのです!!
実はそれを小学生の頃よりしっかりと対面・直面させ、思い通りにいかないことをあえてその環境に出くわしてあげること、その局面を自身または他のチームメイトと一緒にどのようにクリアしていくべきかを考えさせてあげる環境の場を設けること、これこそが可愛い我が子を将来、社会に出てから逆境に直面した時に幼少期・小学生の頃のその局面にて忍耐・我慢・協調性そして抜け出す術「達成(感)」を発揮できるものと思います。

最近、社会人でも何でも直ぐに「辞めます」「しょうがないよね・・・」という安楽的・短絡的なものの考え方をする方がたくさんいらっしゃいます。
きっと、そのような社会人の方は、幼少期にこのような経験をしないまま、年齢だけを積み重ねて社会人となって社会で働いているのでしょうね・・・
でも、きっと最後には自分に返ってくるのですよね、残念ながら・・・

話が少し脱線しましたが、子供がスポーツ・バスケを楽しんでいること、それに親がどこまで介入するか(口をはさむか)は、親の経験(談)をこどもに押し付けない、親の価値観を子供におしつけない、親の勝つことへの期待を子供へおしつけない・・・これって大切なんですよね、実は。

こどもにとっては単なるプレッシャーしかならないケースが多く、本当の意味でのスポーツ・バスケットボールを楽しむことにはつながらなくなってしまうでしょう!!
「バスケで飯を食べていける」「バスケのプロ選手になれる」のは、ほんの一握りですので、過度なプレッシャーは子供にとって・・・

また、親がもの言いをし過ぎると、子どもにとっての第一の指導者は・・・?!という事態が招かれます。

毎日、練習に参加し、練習内容・試合での目標設定を常日頃からしているのはチームの指導者・コーチです。
そこへ親が試合の時だけ入り込んで、あれこれと物申すことは指導者への裏切りであり、また子供が一番信頼している指導者をどのような立ち位置で観たらよいかの疑心暗鬼となり、指導者と子供・選手の信頼関係を損ねてしまいます・・・

親として子供・選手とどのように向き合えばよいか、それは子供の将来のイメージをしながら暖かく今日あった出来事などを聞いてあげる、先ずはその範囲で十分だと思います。

こどもにとっても良い意味での逃げ道(聞いてくれる人)をつくってあげること、そのキーパーソンになってあげることこそが、小学生のスポーツ・バスケットボールには大切なことだと思います。

【今日は何で負けた・・・!!】
【今日のプレイはぜんぜんだな・・・】

というネガテイブ・マイナスな声掛けを親としてする場面が残念ながら多い方には・・・


【今日はどうだった・・・】
【良く頑張ったね・・・今度(これからも)も頑張ろう・・・】

その一言だけに、全てが親としてこどもを温かく包み込むことが凝縮されてますね、きっと!!

大会・試合に勝つ以上に価値があること、それを親が忘れては決してならないと思いますよ・・・


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